私の家は、幼少の頃に借金にまみれていました。一言で言えば悲惨な生活です。
食うや食わずの生活は当然として、光熱費もろくに払えない日々が何ヶ月も続いたことがあります。
電気やガスが止められたことは何度もありますし、スーツを着た人が執拗なまでに自宅に来てはチャイムを何度も慣らしていくなんてことは日常茶飯事でした。ちなみに、その時のことがトラウマとなり、今も玄関のチャイムが鳴ると心臓がドキドキしてしまいます。
このような生活を強いられた原因は、両親の浪費による借金が原因です。元々お金があったそうなのですが、経済環境が冷え込んでくるとそれも目減りしていき、ついには貯金が底を尽いたそうです。しかし浪費癖は影を潜めることは無く、その後も借金をして浪費をし続けたそうです。その結果、各方面に借金をして首が回らない状況に。こうして、前述のような悲惨な生活に突入してしまったわけです。
その後、家や車、家財道具や浪費して購入した物品を全て売却し借金の返済に充て、それでも払い切れない分は自己破産という形で清算したそうです。そのお陰で、何とか私も公立高校に進むことが出来ました。もっとも、その時の経験が尾を引き、私は両親とは疎遠になってしまいましたが。
借金とは、個人だけの問題には留まりません。むしろ周囲の人に迷惑をかけるものですので、私は絶対に借金はしたくはありませんね。